ポルカダンスステップ STEP-6

STEP-6
ダンスのお迎え

ダンス紹介 犬種:ブリタニースパニエル 性別:♀
2003年6月22日生 出身:白藤犬舎(滋賀県)

■2003年9月7日
白藤犬舎(ブリーダーさん)を訪ねる

ブリタニースパニエルが見たくて、
三重県まで遠路はるばるやってきた。
敷地内の駐車場?に車をとめると、何もない境界フェンスに見えた場所に、元気な成犬雄の群れがどこからか湧き上がるように駆け出てきた。
小さめのポインターといった雰囲気。皆そろってワンワンウォーンとほえている。どこから現れたのかと思ったら、やたら高いフェンスの後ろ側がかけあがりの坂になっていたのだった。
あらかじめ電話してあったので、ご主人さんが迎えにでてくれた。ひとのいい気さくな感じのおじさんだ。


■車を降りて振り返ると、道路側に1つ、子犬のケージがあった。あとで聞いたら5月生まれの子たちだそうだ。生後3ヶ月半といったあたり。
■最初犬舎にたどりつけなくて迷子になった僕ら。
看板見えなかった?と聞かれて苦笑い。
実は、道路側からは全く気がつかなかったが、よくみるとブリタニーの絵のついた、ブリーダーと書かれた看板がちゃんとあったのだ。おじさん、正直これ(看板)目立ちませんよ、、
子犬は日陰で涼んじゃってるし、雄たちも坂の下で涼んでるし、犬も見えない・看板も見えない(笑)


■おじさんに案内されて、さらに奥へと進む。
「この犬に惚れこんでとうとうブリーダーになってしまった」
と話すおじさん。もちろんブリタニー専門だ。
成犬の雄たちは奥にもいて、ケージのフェンス前を通る僕らに威勢良くほえるので、おじさんに「やかまし!」と叱られていた。
■まだ奥に子犬がいるのでさらに奥へと進む。
すると黒白のママ犬が、にこやかにこっちを見ていた。彼女の子はまだ小さく、生後1ヶ月といったところ。


■おじさんがひゅうひゅうと口笛で呼ぶと、ママ犬の奥にいた子犬たちがわらわらと出てきた。
うわーほんとに小さい、、、、

■さらに奥には、生後2ヶ月と2ヶ月半の子犬が別々のケージに居た。というか2ヶ月半の子たちはケージから脱走していた(笑)
彼らはとても器用にフェンスを登り、涼しい排水溝に浸りに行くらしい。2ヶ月半の子たちは皆、おなかがどろどろだ


■そしてこれが、その脱走子犬たちのお母さん。
彼女もケージから出ていて、まるで
「いらっしゃーい!うちの子見た?可愛いやろ?」
とでも言いそうな顔で笑って迎えてくれる。


■これが彼女の二人娘のうちの一人。他の5〜6匹は全て男の子だった。そしてこの子は、彼女の子の中で最も小さかった。
じゃあ弱いのかというと、この子もまたフェンスを越えてきたわけで、運動能力は抜群だ。


■お母さんはフレンドリーでとても良い犬だ。
「うちの子に決めたん?可愛がってくれるやんね?」
と言われたような気がしたので、彼女に向かって
「お嬢さんを私にください」などと言ってみたり。
脱走名人は運動能力の高さ故。
この母子に限らず皆がそうなので、あんなにフェンスが高かったのだなあと納得した。
■この時点で初めてわんこの値段を聞いた。月齢が大きいほど高いそうだ。


■というわけで、2ヶ月半の子犬の中で一番小さい女の子を我が家に迎えるかどうか?(既に犬に押し切られている)
近所のファミレスで1時間ほど話し合ったのち、衝動買いしないようにお金を持たないで来たにもかかわらず、コンビニATMでお金をおろして、連れて帰ることにしたのだった。
■帰りの車の中で、彼女の名前をほぼ決定した。
「ダンス」
ポルカと一緒に踊るようにはしゃぎまわってくれると良いんだけどね。